金英哲キム・ヨンチョル(北朝鮮)副委員長はなぜ姿を見せない。金英哲のプロフィールなど

f:id:saaaikou:20190420101731p:plain — 金英哲氏

北朝鮮の金英哲キム・ヨンチョル副委員長側が重要な政治行事に相次いで欠席しているとの事です。
金正恩委員長に次ぐ副委員長のポジションであるのに、重要な会議に欠席するのは普通では考えにくい状況だと思います。
ここでは、金英哲キム・ヨンチョル副委員長をよく知らない人の為に出身の大学やプロフィールなどを記載しています。

金英哲キム・ヨンチョル副委員長のプロフィール

金英哲キム・ヨンチョル副委員長は1946年生まれ。1962年に朝鮮人民軍の民警中隊で勤務。
1968年に軍事停戦委員会の連絡将校を務めた。この時の軍位は人民軍少佐
1989年に人民武力部副局長就任。この時の軍位は少将と中将。
2009年に朝鮮民主主義人民共和国国防委員会政策室長に就任。この時に上将に昇進する。同じく、朝鮮人民軍偵察総局の初代総局長に就任。
2012年頃に大将に昇進したが、同年に中将に降格させられる。
2016年頃、党統一戦線部長に就任。新設された党中央委員会副委員長に就任。新設された国務委員会の委員に選出。
2019年、最高人民会議常任委員会委員に選出。

金英哲キム・ヨンチョル副委員長は、金日成軍事総合大学を出たエリート軍人です。
金日成軍事総合大学とは、北朝鮮の高級軍事学校で人民軍の将校育成の為の大学です。
北朝鮮の金正恩体制では党や政府の重要なポジションにはこの大学出身の偉い人が占めているようです。
金英哲キム・ヨンチョル氏は軍事大学を出ているので、北朝鮮の政府や軍事で重要なポジションに就いている超エリートな人物です。

金英哲キム・ヨンチョル副委員長はなぜ姿を見せない

金正恩氏は、実の兄である金正男氏を暗殺したとされます。テレビのニュースで知っている方も多いと思います。
金正男氏がマレーシアのクアラルンプール空港で2人組の女性に毒針を打たれて殺害された事件の事です。

最近、金英哲（キム・ヨンチョル）氏が姿を見せない理由は明らかになっていませんが、殺害された可能性もあるのではないでしょうか。
北朝鮮の上層部は、親や兄弟であろうと自身に脅威があれば消してしまう軍事国家です。

金正恩氏にとって金英哲氏の存在が脅威だとか邪魔だとなれば躊躇なく消す事もあり得ると思います。